民主化の波 2015 11 14

 本日の新聞では、ミャンマーにおいて、
「平和的に」軍政から民政へ政権が移行したと伝えています。
 そうなると、残るは、中国です。
私は、5年ぐらい前に、こう予想しました。
中国は、やがて「北朝鮮化」するだろう。
つまり、中国は、北朝鮮のような「先軍政治」を行うだろうということです。
 中国が「平和的に」民主主義政権に移行するとは思えません。
それは、貧富の格差が、あまりにも大きいからです。
中国における貧富の格差は、アメリカを超えています。
 中国は、共産党が支配する国なのに、
このような「貧富の格差」を放置してきました。
それどころか、「貧富の格差」を助長してきたと言えるでしょう。
 もし、今の中国に、毛沢東が生まれたら、
必ず「共産主義革命」を起こすでしょう。

「パンがなければケーキを食べればよい」
 これは、フランス革命前に、
国民が貧困と食糧難に陥った際に、
王妃であるマリー・アントワネットが言ったとされる言葉です。
 この言葉は、現代では誤解だったと言われていますが、
貧困と飢えに苦しむ国民にとっては、
このような言葉は、
革命に火をつける原因になったでしょう。

為政清明 2014 12 6

 これは、人から聞いた話なので真偽は不明ですが、
明治政府の最高権力者だった大久保利通は、
夜、議事堂へ行こうとすると、
ボロボロの外套(コート)を着ていたので、
守衛から不審人物と見られて制止されたそうです。
 「怪しい」と思って制止した不審者が、
なんと、時の権力者だったので、
驚いた守衛は、「どうして、ボロボロの外套を着ているのですか」と聞くと、
大久保利通は、こう答えたそうです。
「国民が貧しいのに、どうして私だけが贅沢できるのか」と。
 ウィキペディアには、このように書いてあります。
「金銭には潔白で私財を蓄えることをせず、
それどころか必要だが予算のつかなかった公共事業には私財を投じてまで行い、
国の借金を個人で埋めていた。
 そのために死後は8,000円(明治時代の貨幣価値)もの借金が残ったが、
大久保の志を知っていた債権者達は借財の返済を遺族に求めなかったという。
 政府は協議の結果、
大久保が生前に鹿児島県庁に学校費として寄付した8,000円を回収し、
さらに8,000円の募金を集めて、
この1万6,000円で遺族を養うことにした」
 現代においては、
資産家になる政治家や、
挙句の果てには、
年老いた親から巨額の「小遣い」をもらう政治家まで出現しました。
 さて、「為政清明」とは、
大久保利通の「座右の銘」で、
政治(まつりごと)をするには、
清く、かつ明瞭でなければならないという意味です。
(明治時代の貨幣価値)
 諸説ありますが、当時の給料から換算すると、
明治の「1円」は、現代の「2万円」ぐらいの価値があったかもしれません。
(日本経済新聞社 「man@bowまなぼう」から引用)














































































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